日本の歴史における幕末・維新の日本人の活躍は本当に眼を見張るものがありますが、それぞれに、国を想い、新しい時代に向かって真摯に自分の人生を歩まれた多くの方々を思う時、その恩恵にあずかっている現代の我々はもっと頑張らねばという想いを一層強く感じる次第でございます。
青木様の奥様である、野邊地えりざ様はご家族の事を事細かく記載されていますが、そこまで一冊の本に仕上げるまでのご苦労はいかばかりと拝察する次第でございます。幕末に外国語を勉強し、又そののち日本で最初の公立女学校を設立、そして最後は江戸の真ん中で日本の政界、財界の紳士と外国の要人をおもてなしする倶楽部の運営に携われ、日本の国際化にたずさわれた奥様のご先祖様、ご家族様の事を教えて頂き本当に感動致しました!
私の曽祖父も維新の数年前には自分の大名の地位も名誉も財産もすべて政府に寄付し、故郷の佐賀の為に余生を送った人や、江戸幕府から海外ミッシヨンの一員として若干17歳程で殿様の法律顧問として世界一周をし、最後は滋賀県大津市にある大津地方裁判所の検事正として大津事件の時に三権分離を唱え、日本政府と戦った母の父等もおりましたが、、、、
私はぼんやりと聖心で小学校から大学まで過ごしたせいでしょうか、先祖の検証をする事もままならず、今回えりざさんのすさまじい執念と集中力でもって、ご先祖の偉業を調べ上げられた事に心から尊敬の念を抱きました。
又、いつかお目にかかり直に御礼を申し上げたいと存じます。
日本イスラエル商工会議所 副会頭 藤原ヒロミ様
聖心女子大卒業後NYに渡り国連代表部に勤務。元ルクセンブルグ国際銀行在日代表